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三鷹天命反転住宅での、MDF対談シリーズ第2弾!

第2回目は、河本英夫さんをお迎えします。

定員先着30名。ぜひお早めにお申込みください。

日 時:2013年11月30日(土)
開 演:16:30(開場 16:00 / 終了予定 18:30)
会 場:三鷹天命反転住宅
入場料/定員:3,500円(ドリンク・軽食込み)/ 30名
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2013年10月27日(日)に行われたMDF対談 2013 Vol.1、お陰様で成功裡に終了しました。

ゲストの茂木さんをはじめ、お越しくださった皆様、本当にありがとうございました。

第2弾、現在企画中です。ご期待ください。

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三鷹天命反転住宅で、MDF対談シリーズが始まります!

第1回目として茂木健一郎氏を招き、マッシブデータフロー(MDF)から考える意識科学、それとつながるアートや身体性の問題について語ります。

定員先着30名。ぜひお早めにお申込みください。

日 時:2013年10月27日(日)
開 演:16:30(開場 16:00 / 終了予定 18:30)
会 場:三鷹天命反転住宅
入場料/定員:4,500円(Drinks込み)/ 30名

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Party in Science and Arts!

ということで

三鷹天命反転住宅でのmassive data flow パーティー、30人を超える皆様にご参加いただき大成功でした。

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!

今後もMDFプロジェクト、活動していきますのでどうぞよろしくお願いします!

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The Tokyo Art Book Fair 2013 に、Massive Data FlowプロジェクトのZINEが出展します。

会期:
9 月21 日 (土) 15:00-21:00 レセプションパーティー
9 月22 日 (日) 12:00-20:00
9 月23 日 (月・祝) 11:00-19:00
会場:京都造形芸術大学・東北芸術工科大学 外苑キャンパス
東京都港区北青山1-7-15

乞うご期待!

Text

マッシブデータフロー ~人と環境と人口システムが作り出す複雑さ~

以下は、人工知能学会誌特集「人と環境に見る高次元のデータフローの生成と解析」- マッシブデータフローの科学を目指して - の巻頭文章として書き起こしたものです。手違いで学会誌に載らなかったので、ここに記しておきます。

マッシブデータフローの科学を目指して

かつてはコンピュータの中のモデルが示す世界が広大で、データのほうが限定されて小さい時代もあった。いまはその逆で、いろいろな分野で莫大なデータを取り扱えるようになってきた。特に、データの次元としてもリアルタイム性においても「マッシブな」データフローが生成/解析可能になってきている。この時代は マッシブデータフロー(Massive Data Flow, MDF)である。

現実的な問題として、データがたくさんあるんだけれどどうしたら良いかわからない。でもそこには宝があるに違いないから、このチャンスを逃しちゃいけない。というビジネスチャンスとして、巨大なデータを扱おうという向きがある。これはBig Data と呼ばれている。つまりBig Data という呼び方には、そこには潜在的に、パーソナルなデータを集積した”ビジネス”への視座が用意されているように聞こえる。一方MDFは、ベーシックサイエンスとしての莫大なデータをどう扱おうか、 という視点から見る点がBig Data とは異なっているが、それだけではない。MDFは単に量的にデータが多いだけではなく、質的な多様性ということが含意されている。

いずれにせよ、いまわたしたちは自然現象として莫大なデータが得られ、さてどうしたらいいか、という贅沢な問題に直面している。たとえば、すべての細胞がどのようにいつ分化するか、といったデータがとれるのであれば、発生の問題は大幅に進むだろう。その夢は現実のものとなっている。問題は逆にそこには基本的なアイディアが不在しているため、どうやってデータを「理解」するかといった方法論や認識論が欠如していることである。たとえば、高次元のデータは低次元に射影することで問題を簡単にして解析する。そうした常套手段がうまく作動しない状況に陥っている。

こうした問題はそもそも複雑系科学の専売特許である。複雑系の科学は、複雑なものを複雑なまま理解する、をスローガンにいろいろな問題を分野横断的にチャレンジしてきた。複雑さを失わない形でMDFを解析し、MDFをもとにした新しい認識論や方法論を考えたい、そうしたことからMDFをめぐる研究会を興し、今回の提案にいたっている。

本特集の問題意識のひとつに、人工生命の応用としての生命技術(Living Technology) の問題があった。Living Technologyとは人工生命の研究が育んで来た「自律性」「能動性」「持続性」 「進化可能性」などの生命進化システムを理解するためのアイディアをベースに、現実世界のなかに技術として立ち上げようとしたときに、コンピュータの中の進化は莫大なデータを吐き出すが、それを現実世界につなげていく手立てがない。一方現実世界には固有の、複雑なデータが持つ問題が待ち構えていた。

また、岡がこの数年関わっているウェブ上でのサービスにおいて、日々追加される膨大な情報を収集、解析し、整理するための莫大なデータフローを扱わなくてはならなくなった問題がある。現在多くのウェブのデータは、クローラーに代表されるような自律的に動くボットが、ウェブというプラットフォームを介してやりとりされる人間と相互作用しながらデータの収集から生成までを行なっている。つまりウェブは人間が作った最も生命に近い人工物である。この人工生命を理解するにはどのような理論が必要なのかという問題にまじめに取り組もうとしている。こうした問題意識からMDFの問題を解体して、もう一度捉え直し、MDFの上に新しい科学を生成できるかが究極の狙いである。我々の解決のアイディアは次のようなものだ。

もともと人工生命の理論は、ミニマルなモデルをつくることで、生命現象を生成あるいは理解しようということにあった。MDFをベースに、その高次元のデータフローの世界にその人工生命のモデルを拡大することで、新しい技術をつくることを考える。特にインターネットのウェブにみる大きな人工システムへ適応が可能な、新しい形の技術をつくれないか、ということである。

こうしたアイディアの妥当性と発展可能性を探るために、本特集号ではこの分野で活躍されている研究者を執筆者として招待し、それぞれのもつ莫大なデータの問題点をもちより、MDFの時代にわたしたちは何ができるか?ということをMDFを生成する立場と、MDFを解析する立場に分かれて議論する。特に、人の知覚や意識、社会性に関 して手に入る高次元のデータをどのように解析し理解したらいいか、デザインとして生成されてしまうデータフローとは、といった問題を具体的に議論する。

MDFから大事なデータを抜き出そうとするのは、どうしてもわれわれの意識上の作業の結果である。それは一本の時間の流れとともに作られる志向性のプロセスである。これはどうしても複雑さを落とすことで理解するという方向である。一方、人と環境の間に流れるMDFの特徴は、無意識のもつ並列的・非同期のプロセスであり、複雑さをそのまま享受しているといえる。なぜなら、それは意識に登らないが、失われないカタチで記憶の中に巡回させられるものである。

たとえば石黒、前田、廣瀬らの論文にあるような、人の知覚や意識をつくり出すために用意されているMDFの複雑さといった視点は、ひとつの突破口になる可能性がある。単純なものへと還元しないMDFの科学は、例えば恣意的に陥りいりがちなエソノメソドロジーや生態心理学の、自然科学化といってもいいだろう。自然科学化とは何か。それは、例えばこれまで言語的な定義によりなされていた、質感の多様性やエピソード記憶、能動性と受動性の感覚、主観的な時間、などを、恣意的なストーリーをくっつけて分かったとするのではなく、MDFに、システマティックで非自然言語的な表現を与えることである。

F.ヴァレラは、第三人称的なものと第一人称的なものをつなぐことを”naturalization”といった~\cite{Var99}。しかし、それは例えば被験者の主観的なレビュー(第一人称)と、そのときの脳活動(第三人称)の結びつけであった。この第三人称の部分をMDFで置き換えて考えるのであれば、MDFの科学とはこの第一人称と第三人称を結びつけるインターフェイスである。この特集が出版されている頃には、2012年の人工知能学会全国大会の第2回MDFオーガナイズドセッションが終了しているだろうから、そこでは以上のことがさらに発展的に議論されていると期待される。

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 Artificial Life in Massive Data Flow at ECAL
ヨーロッパの人工生命の国際会議ECAL2013の一部として、MDFとALIFEに関する初めてのワークショップを開催した(02/09 - 06/09)。場所はシチリア島のタオルミナで、そこの入江を見下ろす崖の上の瀟洒な洋館の一室で行われた。


ワークショップのスピーカーは、Norman Packard, Mark Bedau, Matthias Scheutz, Kohei Nakajima, Georg Martius, Mizuki Oka, Takashi Ikegamiであった。バックグラウンドは、物理とコンピュータサイエンスだ。それぞれが30分づつ話し、Rolf Pfeifer やInman Harvey も聴衆として参加して、おおいに会議をもりあげてくれた。


どの発表も面白かったが、NormanとMarkの、patentの変遷を進化的な観点から研究し、プライス方程式を用いTF-IDFをPatent種の価値として解析してみせた、その時の発表の強度に感動させられた。生命進化よりpatentの人工進化の方が複雑かもしれない。そこが問題だ。そんなふうにMarkは話しを結んだが、そうしたマインドセットに共感せずにはおれない。彼らとはもう20年来の付き合いだが、ALIFEへの愛をブレずにいつまでも持ちつづけてくれる、数少ない友人である(ALIFEの話しはまたどこかで詳しく。)


MDFはまだ始まったばかりだ。日本では人工知能学会でオーガナイズド・セッションを3年続けて組んだが、その将来はまだまだ五里霧中である。それでも、僕にはMDFに賭けたい気持ちがある。進化における”door opening” な革新とはなにか。夕闇のタオルミナの石畳みを歩きながらNormanとそんな話し、想いを新たにした。
ヨーロッパの人工生命の国際会議ECAL2013の一部として、MDFとALIFEに関する初めてのワークショップを開催した(02/09 - 06/09)。場所はシチリア島のタオルミナで、そこの入江を見下ろす崖の上の瀟洒な洋館の一室で行われた。

ワークショップのスピーカーは、Norman Packard, Mark Bedau, Matthias Scheutz, Kohei Nakajima, Georg Martius, Mizuki Oka, Takashi Ikegamiであった。バックグラウンドは、物理とコンピュータサイエンスだ。それぞれが30分づつ話し、Rolf Pfeifer やInman Harvey も聴衆として参加して、おおいに会議をもりあげてくれた。
どの発表も面白かったが、NormanとMarkの、patentの変遷を進化的な観点から研究し、プライス方程式を用いTF-IDFをPatent種の価値として解析してみせた、その時の発表の強度に感動させられた。生命進化よりpatentの人工進化の方が複雑かもしれない。そこが問題だ。そんなふうにMarkは話しを結んだが、そうしたマインドセットに共感せずにはおれない。彼らとはもう20年来の付き合いだが、ALIFEへの愛をブレずにいつまでも持ちつづけてくれる、数少ない友人である(ALIFEの話しはまたどこかで詳しく。)

MDFはまだ始まったばかりだ。日本では人工知能学会でオーガナイズド・セッションを3年続けて組んだが、その将来はまだまだ五里霧中である。それでも、僕にはMDFに賭けたい気持ちがある。進化における”door opening” な革新とはなにか。夕闇のタオルミナの石畳みを歩きながらNormanとそんな話し、想いを新たにした。
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MDFをベースとした新しいサイエンス、アート、デザイン、大学や社会の枠を取り払った知的交流パーティーを開催します。
日時:2013年9月23日(月)16:30〜open-end
場所:三鷹天命反転住宅(東京都東京都三鷹市大沢2丁目2-8)
MDFとは、マッシブデータフローの略称で、過剰なデータの流れの中に立ち上がる自律的な構造を捉えようという試みです。これは研究のコンセプトに限らず、現代のわたしたちの進みゆく方向を指し示すかたちです。
このパーティーは、荒川修作の残した三鷹天命反転住宅を拠点に、身体性をもとにしたアートとサイエンスの世界を考えたり、文学的歴史的考察から生まれるロボット科学について議論したり、普段の日常生活では触れることにないサイエンスやアートの世界を知ったり、そんなことをみんなでワイワイ語りましょう!
プレパーティーでは、対談も!
江渡浩一郎(@KoichiroEto)x池上高志(@alltbl) David d’Heilly x 池上高志(@alltbl)

MDFをベースとした新しいサイエンス、アート、デザイン、大学や社会の枠を取り払った知的交流パーティーを開催します。

日時:2013年9月23日(月)16:30〜open-end

場所:三鷹天命反転住宅(東京都東京都三鷹市大沢2丁目2-8)

MDFとは、マッシブデータフローの略称で、過剰なデータの流れの中に立ち上がる自律的な構造を捉えようという試みです。これは研究のコンセプトに限らず、現代のわたしたちの進みゆく方向を指し示すかたちです。

このパーティーは、荒川修作の残した三鷹天命反転住宅を拠点に、身体性をもとにしたアートとサイエンスの世界を考えたり、文学的歴史的考察から生まれるロボット科学について議論したり、普段の日常生活では触れることにないサイエンスやアートの世界を知ったり、そんなことをみんなでワイワイ語りましょう!

プレパーティーでは、対談も!

江渡浩一郎(@KoichiroEto)x池上高志(@alltbl)
David d’Heilly x 池上高志(@alltbl)